
株式会社天野商店 代表取締役 天野 茂(昭和6年生まれ)
さとうきび酢との出会いは、新聞の小さな記事だったのです。
18年前、私は「癌」に侵され、胃と大腸の一部を摘出しました。
その後も2回再発し、投薬を続けることを余儀なくされる不安な毎日を過ごしておりました。
そんな中で、より健康的で人間自身の治癒力を活かす食事療法を試みようと思ったことが、「にんにく」と「大豆」と「酢」との出会いでした。
最初は、家内にスーパーから買ってきもらったお酢とにんにくと大豆をビンに入れて漬け込んだ手作りのエキスを毎日、朝夕2回飲んでおりました。今考えると、とても“臭い”がひどくて、癌が再発するかもしれないという悩みがなければ、とても飲むに耐えられないものでしたね。
そんなとき、当時の九州沖縄農業試験場でサトウキビ酢の研究をされていた吉元誠博士の記事が目にとまったのです。
「ガン抑制に効果が期待できるサトウキビ酢」という発表でした。
あの頃はまだ60代。若かったので行動力に満ち溢れていましたので、すぐに、吉元先生へ連絡して詳しいお話をお伺いし、一緒に生産地である加計呂麻島へも飛びました。現地の発酵しているさとうきび酢を見たときは、すごかったですね。本当に感動しました。
発酵菌や酵母を添加することなく、サトウキビの搾り汁が自然に発酵して、発酵タンクから湧き出している光景。
“自然の凄さ”を目の当たりしたときの感動は今でも覚えています。
それからは、より良い食材で手作りエキスを作ろうと、青森県産にんにく、地元福岡の大豆、そして加計呂麻島産の
さとうきび酢とを混ぜておりました。
再発2回というのは、術後、1年おき(毎年)ということだったのですが、その後の再発は起らなかった。
病院の先生から「良かったですね、ポリープもないですよ!」と言われたことで、「克服した!」と思いました。
と同時に、にんにくと大豆と、そしてさとうきび酢に感謝し、さとうきび酢を事業として取り組む決心をしました。
さとうきび酢のような、本当に体に良いものを、もっと世の人に知ってほしい。
私と同じような悩みのある方の力に少しでもなれれば、という思いが、70歳での新規事業を決意した原動力です。
最初は、さとうきび酢というものが知られていない中で営業活動をすることは、大変な労力と資金が必要でしたが、
少しずつ世の中に知られるようになり、弊社のさとうきび酢をご愛顧頂けるお客様からたくさんの感謝のお言葉を頂戴し、
今日まで活動を続けることができましたことも、お客様皆様のお陰であると深く感謝しております。
これからも、さとうきび酢を少しでも飲みやすく、また楽しく続けられるよう、
弊社一同、一人でも多くのお客様に喜んでいただきたく、さとうきび酢商品づくりに励んで参ります。
何卒宜しくお願い致します。
Q:さとうきび酢って「さとうきび」から本当にお酢が出来るの?
A:はい。さとうきびの搾り汁を煮詰めると砂糖(黒糖)になりますが、搾り汁を発酵させると醸造酢になります。産地である島ごとに色々な製法で作られています。
Q:さとうきび酢って甘いの?糖分が多いんじゃない?
A:いいえ。発酵の過程で糖質は分解されるので、酸っぱいです。
でも、他の醸造酢とは異なり、酸味の中にフルーティーな味わいがあり、黒酢は飲みにくいけど、さとうきび酢なら飲めるという方も多いです。
Q:さとうきび酢はどうやって飲むの?島の人は毎日飲んでるの?
A:島の人は毎日飲んでいるわけではありません。全国で酢を飲む習慣が始まったのはつい最近のことです。
島では、醤油とさとうきび酢とを半々に割って料理に使ったり、
果物を漬けたり、日々の食文化に溶け込んでいます。
Q:きび酢って聞いたことがあるけれど、さとうきび酢ときび酢は違う?
A:同じものです。島では「きび酢」と呼ぶ方が一般的ですが、雑穀の黍(きび)と混同してしまうので、「さとうきび酢」としてJAS規格に明記されています。
Q:で、結局のところ、体にいいの?痩せるの?お肌にはいいの?すぐ効果あるの?
A:さとうきび酢は食品であって、すぐに痩せたり、お肌が改善したり、病気が治るというお薬ではありません。
でも、さとうきび酢を栄養分析すると、現代人に不足しがちなミネラル分がバランスよく含まれていて、13種類以上もの機能性豊かなポリフェノールも含まれています。
このポリフェノールは、黒酢には含まれていません。さとうきび酢を飲んで弊社社長が癌の再発が止まったことが、弊社とさとうきび酢との出会いなのですが、さとうきび酢を毎日飲んで、1年で20kgものダイエットをした社員もいます。
さとうきび酢の学術的な研究は始まったばかりで、まだよくわかっていないことが多いです。
Q:さとうきび酢のミネラルバランスってどういう風にいいの?
A:まず、ナトリウムが非常に少ない。そして、ナトリウムを体内から外に出そうと働きかけるカリウムが非常に多い。
減塩を意識されているお客様には最適な調味料です。また、カルシウムとマグネシウムが2:1の割合で含まれており、
この割合は、体に吸収されやすいベストな割合といわれています。化学的に抽出したり、配合したりしていない、ごく自然な食品ですので、添加物等を気にせず、優れたミネラルバランスを毎日安心してお召し上がりいただけます。
Q:でも、スーパーのお酢に比べるとお値段がね・・・。
A:さとうきび酢は、スーパーのお酢ではなく、スーパーなお酢です。
一度ご購入いただいたお客様のリピート購入も多いお酢です。きっと、ご満足頂けると思います。
お求めは、楽天市場のこちらのオンラインショップでお求めいただけます。
九州沖縄農業研究センター
13種類のマルチポリフェノール
活性酸素を抑えるポリフェノールが穀物酢や米酢、玄米酢の約2倍以上含まれています。
しかも、さとうきび酢には、なんと13種類と豊富なポリフェノールが含まれているのです。
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ポリフェノールというと、赤ワインなどに含まれる“アントシアニン”が有名ですが、これら13種類のポリフェノールも、
体に良く働きかける機能性豊かなポリフェノールです。
黒酢には含まれていない、さとうきび酢だけが持つ豊かなポリフェノールです。
優れたミネラルバランス
長寿の敵「動脈硬化」「コレステロール」「高血圧」を防ぐといわれるお酢の力。
これは、スーパーで販売されているどのお酢でも言えることです。
でも、同じお酢でも、さとうきび酢は、高い血圧を下げ、血糖や血中脂肪を減らし、骨量を増加やすと言われるミネラルバランスが優れています。
健康酢として黒酢が思いつきますが、さとうきび酢に含まれるミネラルの量は、黒酢をはじめとする米酢の数倍~数十倍にも達しています。
さとうきび酢は下表のように他の酢と比較すると、高血圧の大敵であるナトリウムは極めて少ないという驚くべき健康酢です。しかも他の酢に比べ、まろやかで、ほんのりと甘い香りがします。酢独特のツンとむせ返るような強い酸味はないため、無理なく飲めます。また、減塩のための工夫として、料理にも最適です。
健康によい成分のなかで、最も多く含まれているカリウムは、高血圧など、さまざまな生活習慣病(成人病)を予防します。健康で長生きするには欠かせません。

さとうきび酢には、カルシウムとマグネシウムが、2:1の割合で含まれており、この割合がカラダにとって一番吸収しやすいと言われております。
さとうきび酢は、現在、種子島、加計呂麻島、徳之島、与論島、沖永良部島、沖縄本島で生産されています。
いわば、長寿地域に秘められた伝統酢と言っても過言ではないでしょう。
各島々で、固有の製法でさとうきび酢は作られていますが、弊社では、
その島々でも、特に歴史のある加計呂麻島のさとうきび酢を取り扱っております。
加計呂麻島のさとうきび酢は、400年にわたって受け継がれてきた自然発酵製法で作られるさとうきび酢。
現在も作り続けてある西田製糖工場の西田寛治さんを御紹介いたします。
きび酢づくりとは、菌に愛情をこめること。
西田さんのきび酢工場。
きび酢の発酵タンクは、酸度の高いきび酢で何度も拭き上げて、タンクを清掃することにきび酢作りの秘訣があるとのこと。
菌の活動しやすい環境を整えることに専念されています。
西田さんにきび酢づくりの秘訣を尋ねてみました。
西田さんのコメント
他と比べて、大きく違うところはないですよ。
ただ、良いきび酢を作るためには、サトウキビを栽培するときに、特に土壌に気を遣って、堆肥にはキビガラを使っています。
除草剤や駆除剤等の農薬を一切使っていません。
キビ汁を作る工程で一定の糖度になるまで煮詰めるときにアクをきれいに取っています。
このアクをよく取っておかないと、色・味・臭いに影響があるんです。
不思議なものです。煮汁からきび酢になるまで約1年かかります。
工場はとても暑いんですが、タンク内に出来る白色や濃いピンク色の悪い菌を網で常に取っています。
うすいピンクの膜が張って、良い菌が入るようにやっています。
上質なきび酢を造るためには、「菌」の世話をすること。
悪い菌を取り除き、良い菌の働きやすい環境を作ってあげること。菌の名前はわかりませんが、経験でしょう、色で分かるんです。
だから、毎日毎日タンクの様子を伺って、良いきび酢ができるよう心を込めて作っています。
今は、毎日のように観光客の方々が見に来られるので、タンク内だけでなく、外の掃除も行ってとても忙しいですよ。

奄美大島加計呂麻島の西田寛治氏

さとうきびの糖度が、きび酢作りには重要とのこと。

ブクブクと泡を立てて自然発酵するさとうきび酢。

タンクの半分は砂に埋められて、地熱で温度を一定にします。
西田さんによって造られる加計呂麻きび酢は、人が意図的に工業的に造るものではなく、発酵菌の世話を人が行うことで出来上がります。肉眼では見えない菌に対してどう手助けするか。それは、毎日毎日タンクを覗き込み、五感に加えて、長年の経験から出てくる第六感を基に「手入れ」をすることだろうと思います。「色でわかるんです」という言葉は、西田さんの長年の経験ときび酢に対する情熱、そして何より菌に対する深い愛情が込められているような思いがこめられていました。
さとうきび酢は、こちらのオンラインショップでお求め頂けます。→甘蔗庵(楽天市場 古処鶏亭のきび酢コーナー)